千葉県の北部地域の厚く重い刃の平鍬を軽量化しました。伝統的な形状のまま刃部を小さくしています。
多くの農具は、土質・風土や栽培する作物などの特性から、その土地の農家や鍛冶屋の方々の創意工夫のもとで発展してきたので、それぞれの地域によって伝統的な造作をしています。その傾向は、利用範囲の広い平鍬に顕著に見られます。
- 匠のポイント
- ● 切れ味が長持ちする鍛造鋼付けの厚みのある平らな刃
- ● ハードな使用に耐える背金で補強した桂止め式
- ● 握りやすいコブ付きの取手が手元のすべりを防止
- ● 千葉県北部の内陸地域で古くから使われてきた形状の平鍬
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コブ付きの取手
商品仕様
道具の種類 | 平鍬 |
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主な用途 | 耕作作業全般 |
刃のサイズ(刃長×刃幅) | 250×115mm |
刃の材質 | 鉄・鋼(鍛造鋼付け) |
柄の長さ・接合部 | 90cm・桂止め式 |
柄の材質 | 天然木、白木柄(無垢柄) |
重量 | 1.5kg |
ブランド名 | 【SENNARI】千葉型鍬軽量タイプ |
メーカー品番 | AD-020 |
製造メーカー | 株式会社 相田合同工場 (新潟県三条市) |
JANコード | 4996569008440 |
- 良質の製品を永く安全に使ってほしいから
- 本製品の製造メーカー株式会社相田合同工場は、経済産業省より安全な製品の製造に関する取り組みが認められ、2010年度に続き「2013年度 製品安全対策優良企業表彰」を受賞しました。さらにその後、2015年度 製品安全対策ゴールド企業に認定されました。
- 切れ味が長持ちする「鍛造鋼付け」と「鋼付け」
- 鉄と鋼を二層に合わせることで、刃先の切れ味を持続させる伝統鍛冶の製法です。鋼のほうが鉄よりも硬質なため、土と接する摩擦の大きい鉄部分がより多く研がれて、常に鋼の刃先が露出するという構造です。匠のぬくもり本舗では、工業的に鉄と鋼を貼り合せた利器材(複合材)を用いて製造したものを「鋼付き」、鋼を加熱して鉄と合わせ職人が叩き鍛えたものを「鍛造鋼付け」と表示しています。利器材を用いていても職人が叩き鍛えていれば「鍛造鋼付け」になります。叩き鍛えることによって硬く強い鋼の特製を引き出すことができるので、「鍛造鋼付け」のほうが「鋼付け」よりも鋭い切れ味が長持ちします。また、「全鋼」は刃の材料がすべて鋼でできたものを指します。二層構造ではないので切れ味の持続は劣りますが、軽くて扱いやすいのが特長です。